BitShin’s blog

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ナスダックが,「ビットコインを超える可能性がある暗号資産3選」に選んだファイルコインとは?分散型ストレージの未来を担う新しいプラットフォーム

こんにちは。

今回は、ファイルコインについて解説します。

アメリカのナスダックが,「ビットコインを超える可能性がある暗号資産3選」に選ばれたファイルコインについて解説します。

コインチェック

ファイルコインとは?

ファイルコインは、分散型ストレージのプラットフォームです。
分散型ストレージとは、データを複数のノードに分散して保存し、高いセキュリティ性や可用性を実現する技術です。
ファイルコインは、この分散型ストレージ技術をブロックチェーン技術と組み合わせることで、より安全かつ透明なデータ管理を可能にしています。

ICOで280億円以上を調達し大成功

ファイルコインは、ICOInitial Coin Offering)で28億ドル(約280億円)を調達しました。
ICOは2017年に行われ、ファイルコインは分散型ストレージプラットフォームの開発に資金を充てるために調達しました。これは、当時最大のICOの1つでした。

ICOは、新しいプロジェクトがトークンを販売して資金を調達する方法です。

分散型ストレージのメリット

分散型ストレージは、従来のクラウドストレージと比べ、多くのメリットを持っています。
まず、データの分散保存により、セキュリティが強化されます。
ノードの数が増えるほど、攻撃者がデータを改ざんすることは困難になります。
また、データを複数のノードに保存することで、データの可用性も高まります。
ノードが故障した場合でも、他のノードにデータを復元することができます。

※ノードとは:分散型システムにおいて、ネットワークに接続された個々のコンピュータやデバイスのことで、他のノードと通信しデータの共有や処理を行います。システム全体の安定性やセキュリティに影響を与える重要な役割を持っています。

さらに、分散型ストレージはコスト効率にも優れています。
従来のクラウドストレージは、大量のデータを保存するために高額な料金がかかりましたが、分散型ストレージは、ノードの参加者に報酬を支払うことで、コストを削減することができます。

ファイルコインの特徴

ファイルコインは、IPFSというプロトコルを使って、分散型ストレージを提供しています。
IPFSはP2Pネットワーク上にデータを保存し、データの完全性を確認するためにハッシュ値を使用します。
ファイルコインはスマートコントラクトを使って、ノード参加者に報酬を支払いながら、データの保存や取引を可能にしています。
ファイルコインは、データを保存するユーザーや、ストレージ容量を提供するノード参加者にとって、多くの利用方法があります。
ユーザーは、保存したいデータをアップロードし、スマートコントラクトによってノード参加者に報酬を支払います。
また、データを取引する場合も同様に、スマートコントラクトによってノード参加者に報酬が支払われます。

まとめ
ファイルコインは、分散型ストレージ技術とブロックチェーン技術を組み合わせた新しいプラットフォームです。
分散型ストレージのメリットを生かしながら、より安全で透明性の高いデータ管理を実現することができます。
また、ストレージ容量を提供するノード参加者にとっても、報酬を得ることができるため、コスト効率にも優れています。
今後、ファイルコインは、分散型ストレージの普及に大きく貢献することが期待されます。

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