BitShin’s blog

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世界4大会計事務所の一つであるPrice waterhouse Coopers(PoW)との提携が発表されたChainlinkについて解説します。

こんにちは。

今回は、3月に世界4大会計事務所の一つである「Price waterhouse Coopers」と提携し、話題になっているChainlinkについて解説したいと思います。

 

news.yahoo.co.jp

現在企業におけるブロックチェーンの導入は、企業システムとブロックチェーンの接続時の不安全や、様々なオンチェーンネットワーク間において限られた相互運用性などといった技術的なハードルがあります。

そこでチェーンリンクラボは、web3業界をリードするブロックチェーンミドルウェアとして、企業によるブロックチェーン採用時の技術的なハードルの軽減や、ビジネスの生産性と収益性を生み出す為に「チェーンリンク」を活用していくとのこと。

なお「チェーンリンク」は、現実世界のデータをスマートコントラクトに接続することを目的とした分散型オラクルネットワークだ。

 

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1. Chainlinkとは

Chainlinkは、スマートコントラクトと外部サービスとの接続を橋渡しをするブロックチェーン上のプロトコルです。
※スマートコントラクト : 高い透明性があり、なおかつスピーディーで正確な処理の実行を行うプロトコルのこと
Chainlinkは、ブロックチェーン上のスマートコントラクトが外部データのアクセスすることを可能にし、それによって,データやイベントをブロックチェーン上で利用することができるようになります。

2. Chainlinkの重要性と役割

Chainlinkの最も重要な役割は、ブロックチェーンと外部サービスを結ぶことです。
スマートコントラクトは、ブロックチェーン上で動作するためにはブロックチェーン上のデータにアクセスする必要がありますが、外部サービスのデータを取得することはできません。
Chainlinkは、スマートコントラクトが外部サービスのデータやイベントにアクセスすることを可能にし、その結果、ブロックチェーン上で多様なアプリケーションを構築することができます。
また、Chainlinkは、ブロックチェーン上での信頼性を高めるためにも役立ちます。
Chainlinkは、複数のデータソースを組み合わせることができ、データソースの信頼性を確保するために、それらのデータソースを監視することができます。

3. Chainlinkの技術

Chainlinkは、分散型アプリケーション(DApps)やスマートコントラクトが、現実世界のデータやリソースにアクセスできるようにするオラクプロトコルです。
Chainlinkは、トークンエコノミー上でのオラクルプロバイダーのインセンティブ化を可能にするために、スマートコントラクト内の実行に必要なデータへのアクセスに対して、トークンを使って支払いを行う仕組みを提供しています。
Chainlinkは、スマートコントラクトが外部データにアクセスできるようにするために、複数のオラクルからのデータフィードを使用します。Chainlinkのオラクルネットワークは、信頼性とセキュリティを確保するために、複数のオラクルを使用してデータを提供します。
また、Chainlinkは、イベントトリガー型のデータフィードもサポートしており、スマートコントラクト内で特定のイベントが発生した場合に、自動的にトリガーを起動することができます。
Chainlinkのオラクルネットワークは、ガバナンスモデルを持っており、ネットワークの決定事項は、トーク保有者の投票に基づいて行われます。この仕組みにより、Chainlinkは、分散化された決定システムを構築することができ、透明性と安全性を確保します。

4. Chainlinkの将来性

Chainlinkは、現在、DeFi(分散型金融)分野で最も注目を集めているブロックチェーンのプロジェクトの1つです。
Chainlinkの技術的特徴と、多数のデータソースにアクセスできるネットワークの存在によって、Chainlinkは、多様な分野での応用が期待されています。
例えば、Chainlinkを使用することで、保険業界においてもスマートコントラクトを利用して、自動で保険金を請求することが可能になるとされています。
また、Chainlinkは、エネルギー業界において、スマートメーターからのデータを利用して、エネルギーの生産や消費に関するスマートコントラクトを実現することができます。
Chainlinkは、その技術的特徴や将来性から、今後ますます注目を集めるでしょう。
ブロックチェーンと現実世界をつなぐブリッジとして、Chainlinkは、多様な分野でのイノベーションを実現する可能性を秘めています。

まとめ

Chainlinkは、ブロックチェーンと現実世界をつなぐブリッジとして、多様な分野での応用が期待されています。

Chainlinkの技術的特徴や将来性は非常に高く、現在、DeFi分野で最も注目を集めるブロックチェーンのプロジェクトの1つとなっています。

ただし、セキュリティやネットワークの分散化に関する課題は依然として残されています。

今後、Chainlinkがどのように課題を解決し、ブロックチェーン技術の進化に貢献するのか、注目が集まるでしょう。

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